赤い橋のある風景
若松南海岸通りエリア
観光スポット
若松南海岸通りは、大正時代の建物が並ぶ洞海湾沿いのエリアです。
「若松バンド」とも呼ばれるこの一帯は、かつて日本一の石炭積出港として栄えた若松の歴史と発展を伝える場所です。
船を係留するボラードや碇をモチーフにした鎖、カモメ柄のタイル壁。そして赤い大橋を臨む景観は、「映画の街」北九州市の撮影スポットでもあります。
【交通アクセス】
- JR「若松駅」より約徒歩5分
- JR「戸畑駅」から渡船場まで徒歩5分。渡船に乗り5分ほどで若松側の渡船場に着く。
- 北九州都市高速道路「紫川ジャンクション」より車で約20分
若松渡船場
洞海湾をはさんで向かい合う若松区と戸畑区を結ぶ北九州市営若戸渡船(若戸航路)の若松側の乗り場。
普通運賃 | 大人(100円)、子供(50円)、高齢者・障害者(50円)、自転車(50円) |
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所要時間 | 片道約5分 |
運行時間 | 若松発(平日)6:03~22:30 |
わかちく史料館
わかちく史料館では、洞海湾浚渫事業を中心に石炭積出港として栄えた若松の歴史や人々の暮らしを知ることができます。
近代日本の礎となった郷土の様子がわかる貴重な写真、映像、模型など、多くの資料が展示されています。
開館時間 | 10:00~16:00 |
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定休日 | 月曜日・祝祭日、創立記念日(5月23日)、年末年始 |
アクセス | ・JR若松駅より徒歩約15分 ・JR戸畑駅から戸畑渡船場に向かい渡船で若松へ、若松渡船場から徒歩約5分 |
入場料 | 無料 |
上野ビル(旧三菱合資若松支店ビル)国登録有形文化財
明治時代の中頃から始まった港湾・鉄道の整備事業によって発展した若松では、岸壁に面して石炭・海運に関わる企業の本社・支社などが林立し、一帯には近代建築の街並みが形成されました。
大正2年(1913)に建設された三菱合資若松支店(現・上野ビル)は、縦長窓を規則的に配置したシンプルな外観で、内部は吹き抜け回廊を配した大正ロマン漂う建築物です。天井にステンドグラスや回廊手摺に施された装飾に趣があります。
昭和44年(1969)に上野海運が建物の所有者となり、今も竣工当時の姿をとどめ、2~3階にはカフェやデザイン事務所などのテナントが入居しています。
上野ビルは若松に現存する洋風建築の中でも、建築年代と設計者が明らかな産業遺産として、平成25年(2013)、国の有形文化財に登録されました。
旧古河鉱業若松ビル
大正8年(1919)に建てられたとされる旧古河鉱業若松ビルは、南海岸通りを代表するルネサンス様式を基調にした建物です。赤レンガ造り二階建ての構造で、前面道路と側面道路の交差角度に合わせ、先端部分が三階まで伸びた円形の塔屋が配置されています。
平成2年(1990)には歴史的建造物として北九州市建築文化賞を受賞しましたが、テナント入居者がいなかったことから、一時、取り壊しが検討されました。
しかし、市民による保存活動が実を結び、平成15年(2003)からの保存改修工事を経て平成16年(2004)9月に「交流・文化・観光」の拠点施設として開館しました。
優れた改修工事が評価され、平成19年(2007)にはロングライフ部門BELCA賞を受賞。若松南海岸通りで最も華やかな外観をもつ建造物として、夜間にはライトアップされています。
石炭会館
明治38年(1905)に建てられた石炭会館は、若松区内に現存する洋風建築に中で最も古い建造物です。建物の構造は木造2階建で外装はモルタル塗装。壁面には目地を入れ、石造り風の印象を醸しています。
小さなポーチを持つ玄関が真ん中に位置する左右対称性や正方形の台座にのせた対の円柱など、様式建築の特徴を有しています。
竣工当時の写真では多彩な装飾を施し、内部も豪華な造りだったようです。石炭関係者の社交場、クラブ、迎賓館として公会堂の役割も果たしました。
旧ごんぞう小屋
弁財天上陸場 土木遺産(土木学会認定)
大正6年(1917)頃、当時の若松市が建設し、石段左右の常夜灯は地元の商店主等によって建てられました。
ここは沖仲仕(ごんぞう)はじめ、洞海湾で働く人々の昇降や荷役作業の場所で、若松発展の原点とも言えます。
昭和の半ば以降、ほとんど使用されなくなりました。
現存のものは平成8年(1996)に一部補修を施し、ほぼ当時のままの姿に復元したものです。
北九州市立若松図書館
北九州市内で最も古い歴史を有する図書館。1903年11月に若松地方簡易図書館として開館(現在の若松図書館の前身)。
洞海湾が見渡せ、若松区出身の芥川賞作家、火野葦平の資料や氏が寄贈した書籍の展示、若松区にまつわる石炭関係の資料などが多く所蔵されています。
火野葦平(ひの あしへい)資料館
若松市民会館内にある資料館には、復元された書斎をはじめ、生涯をたどる写真パネル、日記やノートなど葦平ゆかりの資料が展示されています。
激動の昭和史を象徴的に生きた葦平の当時の様子をうかがい知ることができます。
昭和60年(1985)7月1日に開館
恵比寿神社
主神である事代主神は、「恵比須さま」、大国主神は「大黒さま」と呼ばれ、人々に幸福と財宝と長寿とを授けられる、慈愛の心に満ちた神様として敬われています。
地元では、「おえべっさん」として親しまれています。
若松南海岸通りエリアの祭り・イベント
若松港まつり
https://www.gururich-kitaq.com/event/wakamatsu-ajisai-matsuri
五平太ばやし競演会
筑前若松五平太ばやし振興保存会
https://www.facebook.com/wakamatsugoheitabayashihozonkai/
若松鉄人JAZZ
若松で音楽を聞く会
https://wakamatsu-tetsujin-jazz.com/